2008-01-01から1年間の記事一覧

5『崖の上のポニョ』宮崎駿監督

無茶苦茶だ。 この状態で公開して良かったのだろうか? 物語が何度も破綻して、謎や意味の説明もないまま、時間が進行していく。 意味不明さはあの「キャシャーン」を容易に超える位。「名作を作った監督の新作が必ずしも名作とは限らない」 ということを強…

3『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎

創元推理文庫 2006紙に書かれた字から物語を想像させる表現媒体「小説」の特性を最大限に生かした ミステリー作品。あらすじは 大学入学式前に一人アパートに引っ越してきた青年・椎名は、同アパートの隣人で 謎めいた男・河崎に会って早々普通ではない相談…

4『ノーカントリー』コーエン兄弟 &『みんなのいえ』三谷幸喜監督

先日、知人のショー・アイマックス氏からレヴューの投稿があった。 折角なので原文をそのままここに掲載する。 DVD:ノーカントリー(原題:NO COUNTRY FOR OLD MEN) 2007年・アメリカコーエン兄弟のノーカントリーを見た。 ハンティングに来ていたルウ…

2『重力ピエロ』伊坂幸太郎

こんな小説が存在していたとは・・・読み出し一行目から作者のただならぬ文学的才能を感じさせる。 一瞬で伊坂ワールドに送り込まれてしまうのだ。 この小説は今を生きる我々に、小さな希望をもたらしてくれる。あらすじは 仙台市で起こった連続放火事件。 …

3『Into the wild』ショーン ペン監督

【スタッフ】 原作:ジョン・クラカワー『荒野へ』 監督・脚本:ショーン・ペン『インディアン・ランナー』『11’90’’01/セプテンバー・11』 撮影:エリック・ゴーディエ『愛する者よ、列車に乗れ』『モーターサイクル・ダイアリーズ』 音楽・歌曲:エディ・…

2『アキレスと亀』北野武監督

北野映画の新作は劇場で鑑賞した。スクリーンの前には、中高年と呼ばれる世代の夫婦が多いのが印象的。内容は皆さんご存知の通りだが一応なぞると富豪の家に生まれた真知寿(まちす)は、父がパトロンで当時売れていた画家に描いた絵を褒められた事がきっか…

1「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎

これは凄い。自分の想像力を超えたところで話が展開している! まるで神話を読んでいるような錯覚に陥ったしまう程、多くのメタファーが散りばめられた作品。あらすじは 強盗を犯した主人公(伊藤)は、気がついたら見知らぬ島にいた。 そこは江戸時代から、交…

1『忘れえぬ想い the lost time』

「結構面白いよ」と友人(楊氏)から頂いたDVDなので早速見てみたが、 主題をそのままなぞるだけの凡作だった印象。 婚約者(ルイス・クー)を突然の事故で失った女(セシリア・チャン)が、 残された彼の連れ子(原島大地)を、周囲の反対を押し切り一人で育てよう…

【PV】正木啓明 ラブソングを歌う#2

「予算があってもなくても、面白いモノを作る」 これはクリエーターにとって、当り前の姿勢であると思う。以前ウチで制作した シンガーソングライター正木啓明さんの代表曲 「ラブソングを歌う#2」のMUSIC CLIPはその範疇の中でいい仕上がりに なった作品…

【映画 ブリュレ】いよいよ劇場公開!

渋谷・ユーロスペースで10月25日から「ブリュレ」という映画が公開されます。私自身この映画をちょこっとお手伝いさせて頂きました。 関係者にも知人も多いのでちょっと記事を・・・どんな映画かというと・・・13年ぶりに再会した一卵性双生児の美しい姉妹。…

電子日記を始めました!

「冷やし中華始めました!」ではなく 電子日記始めました宣言です。知人の楊天明に背中を押されてやっとこさ初めて見ました。 どこまで続くか分かりませんが、みなさんよろしくお願い致します。 こやつが例の男です。