102『素顔のままで(STRIPTEASE)』アメリカ/1996)
【スタッフ】
脚本・監督:アンドリュー・バーグマン『ブレージングサドル』
原作:カール・ハイアセン
脚本:ハワード・ハイメルスタイン
撮影:スティーヴン・ゴールドブラット『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』
音楽:ハワード・ショア『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
【キャスト】
デミ・ムーア『ゴースト/ニューヨークの幻 』
バート・レイノルズ『ブギーナイツ』
アーマンド・アサンテ『Q&A』
ヴィング・レイムス『パルプ・フィクション』
【感想】(ネタばれを含みます)
これを劇場で見た方の無念が成仏できるよう、祈るばかりである・・・
元FBI秘書で、今はストリッパーのシングルマザーという、
びっくり仰天の設定からはじまるこの映画は、いろんな意味で客に暴力的である。
デミ・ムーアの、流れと関係ない気がする長回しのストリップシーンや、
彼女の異様なまでに筋肉のついた太モモの違和感や
やたらインサートされる、ストリップのお姉ちゃんたちの踊りや、
サスペンスなんだかコメディなんだか良く分からないまま、
勝手に進んでいく脚本など・・・
そして終盤戦「セックスの前に、あなたの毛をそりたい」などの議員との掛け合いは、
どこの誰が望んで撮影したのか疑わしいほどの、
「素晴らしい」仕上がりである。
このような作品を数多く世に送り出しながらも、
たくましく生きているデミ・ムーアに深い敬意を表する。
【総評】☆13STARS☆ (各項目5点満点で計30点)
脚本★
演出★
役者★★
撮影★★★
美術★★★
音楽★★★
「それでもやっぱり映画が好きです。」