57『ザ・ディープ(THE DEEP)』(1977・アメリカ)

【スタッフ】
監督:ピーター・イエーツ『ブリット』『目撃者』
脚本:『JAWS/ジョーズ』『アイランド』
撮影:クリス・チャリス 『アラベスク』『素晴らしきヒコーキ野郎』
音楽:『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『野生のエルザ』

【キャスト】
ディビット: ロバート・ショウわが命つきるとも』『戦争と冒険』
ゲール:ジャクリーン・ビセット 『映画に愛をこめて アメリカの夜』『火山のもとで』
トリース:ニック・ノルティ『白い刻印』『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』
クローシュ:ルイス・ゴセット・Jr『ROOTS/ルーツ』『愛と青春の旅だち
【あらすじ】
新婚旅行でバミューダのダイビングを楽しむディビットとゲールの2人は、海底で沈没船を発見。
そこで液体の入ったアンプルとスペインのコインらしきものを持ち帰った。その夜クローシュという男が
アンプルを譲ってほしいと2人を訪ねてくる。
彼の行動に不信感を感じた2人は、バミューダの海に明るい男トリースに話を聞きに行く。
どうやら、発見した沈没船は第二次世界大戦中の軍用船ゴライアス号で、積み荷は大量の弾薬と麻薬のアンブルであることが分かる。

【感想】(ネタばれを含みます)
全体の1/3以上が水撮というのは面白い。スタッフ陣、特にカメラマンや役者はさぞかし大変だったろう。巨大ウツボやサメなどの海の魔物たちもうまく利用されている。2つの時代の沈没船が偶然同じ所にあるという説明のくだりは分かりにくいが、海に入ってしまえば、水中映像だけでも充分楽しめるほど、しっかり撮影している点は非常に好感がもてる。そして、ジャクリーン・ビセットの情熱的で映える様な魅力を充分に楽しめる作品でもある。

【総評】☆20STARS☆ (各項目5点満点で計30点)
脚本★★
演出★★★
役者★★★★
撮影★★★★
美術★★★
音楽★★★
「やっぱり映画が好きです。」