56『ザ・インターネット(THE NET)』(1998・アメリカ)

【スタッフ】
監督:アーウィン・ウィンクラー『海辺の家』『五線譜のラブレター』
脚本:ジョン・ブランカート『キャットウーマン』『インターセプター』
撮影:ジャック・N・グリーン 『ウォルター少年と、夏の休日』『パーフェクトワールド
美術:デニス・ワシントン『逃亡者』『ダンテズ・ピーク
音楽:マーク・アイシャム 『ブラック・ダリア』『リバー・ランズ・スルー・イット』

【キャスト】
アンジェラ:サンドラ・ブロック  『スピード』『イルマーレ
ジャック:ジェレミー・ノーザム 『インベーション』『エニグマ
アラン:デニス・ミラー『ホワイトハウスの陰謀』『ストレンジャー
【あらすじ】
LAに住むアンジェラは、フリーのコンピュータープログラマー
才能にあふれる仕事をするが、人付き合いは苦手で彼氏もいない。
そんな彼女のもとに取引先の可視―ドラル社のデイルから、インターネット・プログラムから偶然にも政府関係の機密データを発見したとの相談を受ける。アンジェラはそのデータをコピーし、保存。その後デイルは飛行機事故で死亡する。一方かねてからの予定していたメキシコ旅行に出かけたアンジェラは、自分と趣味の共通点の多い魅力的な男性ジャックと出会う。一緒に出かけたクルージングで体を許したアンジェラだったが、その彼に向けたれたのは銃口だった・・・
【感想】(ネタばれを含みます)
サンドラブロックが、内気で優秀なプログラマーを演じきれていない。
また、話が進んでいくと「日常生活=管理社会=コンピューター」が強調されすぎてしまい、
機械やパソコン画面ばかりの、つまらない絵図らが長々と展開し、キャスト達の動きも面白味に欠ける。
ただ「ネット社会への警告」としてこれが10年前に公開されていることは意味のあることであったと思う。最近は多くの作品がコンピューターに侵入して悪さをするという「スケールの小さい悪」が横行しているが、それの走りであることは間違いない。
世界の救済のくだりで、指でキーボードを必死に打つシーンばかりを見せられても、ねえ。
【総評】☆13STARS☆ (各項目5点満点で計30点)
脚本★★★
演出★★
役者★★
撮影★★
美術★★
音楽★★
「それでもやっぱり映画が好きです。」