９『ブタがいた教室』前田哲監督

これは、アラスカ大陸を自転車で横断した経験を持つ男ショーン・アイマックス氏からの投稿である。
以下に原文をそのまま掲載する。

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　「１年間みんなでブタを飼って最後に食べようと思います」
　ある朝６年生の担任の先生がそういった。だがいよいよ卒業が迫ってきたとき
食べるべきか、食べないかクラスの意見は真っ二つに。
「ペットとして飼ってきたのだから食べるなんて残酷だ」
「じゃあ、一生ブタは食べないの？」
「Ｐちゃんは特別だよ」
「Ｐちゃんとほかのブタってどんな差があるの？」
生き物を食べるという基本的なことを２０年以上前に大阪で教えた先生がいる。
この物語はその実話をもとにしてできた映画。
子どもたちの脚本のせりふ部分は白紙になっていたという。
ドキュメンタリータッチだがあくまでストーリー映画ではあるが、
もういちど再現経験をさせたドキュメンタリーともいえる映画。今年見るべき価値ある一本だと思う。

【評価　各項目５点満点】
脚本？（ない）　演出４　役者４　撮影３　美術３　音楽２
計１６＋＠/30
それでもやっぱり映画が好きです。
記：ショーン・アイマックス