109『エンド・オブ・バイオレンス』ヴィム・ヴェンダース監督(ドイツ フランス アメリカ 1997)
【スタッフ/キャスト】
監督:ヴィム・ヴェンダース『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』
脚本:ニコラス・クライン 『ミリオンダラー・ホテル』
音楽:ライ・クーダー 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』
出演:ビル・プルマン 『イコライザー』
ガブリエル・バーン 『仮面の男』
【感想】
なかなかしょっぱい映画だった。
仕事に追われ、自分が見えなくなっていた主人公が
その仕事から解放され、見えない敵の出現によって
自分を取り戻すという、なかなか感情移入できない
話だった。
根底に、国家が監視を強め社会的不安分子をGSPを
使って抹殺する武器を開発したという、
かなりショッキングな設定があるのだが
これがいまいち主人公のメインストーリーと
マッチングしていない気がする。
群号劇としての、キレも悪い。
なんだろう。
脚本の練り込みが足りなかった気がする。
読んでいないので、何とも言えないがこの脚本でも
あと数回推敲したら、もっと面白くなった気がする。