9夢を生きる

月日は流れ、
年を重ねるごとに、
己の無力さを痛感し、
今いる環境や生活に慣れ甘え日々流され続ける。

時には常識人として、
時には責任感から、
そして時にはそこそこに恵まれた生活を守る為に、
それが「大人であることの証」であるような仮面を被り
もう一人の「無限の可能性を秘めた自分自身」に背を向け続ける・・・
気がつけば、かつて光り輝いていた自分は呼吸を止め、息絶えている。

結局できることといえば、「彼」の墓を詣でながら故人を偲び、
酒に酔った勢いで「心地よい肴」として語られる位。

さらに時が流れれば、
ついには、その墓がどこにあったのかすら、
わからなくなってしまう・・・


一方で、あらゆることと戦いながらも
「無限の可能性を秘めた自分自身」を信じ続け、
未だ走り続ける者もいる。


「Stay hungry, Stay foolish」

いかに時が流れようとも、
いくら年を取ろうとも
いつまでも忘れずにいたい言葉である。