71『ルームメイト2(SINGLE WHITE FEMALE 2: THE PSYCHO)』 2005・アメリカ

【スタッフ】
監督:キース・サンプルズ 『リストランテの夜』
脚本:アンディ・ハースト『ギャング・オブ・UK 』
撮影:トム・ハーティング『雷神-RAIJIN- 』
音楽:スティーヴン・M・スターン『ジェイソン』

【キャスト】
ホリー・パーカー:クリステン・ミラー『インシデント』
テス・コスティッシュ:アリソン・ラング『ヒルサイド・ストラングラー 丘の上の絞殺魔
デヴィッド・クレイ:トッド・バブコック『追憶の上海 』
ジャン・ランバート:ブルック・バーンズ『愛しのローズマリー

【感想】
ヒロインの2人があまりにも見るに耐えない。
あれだけエンターテインメントビジネスが盛んな国なのに、
どうしてこの2人なのか?

ビバリーヒルズ高校白書のドナちゃんの浮きようをはるかに超えた存在感だ。
他に誰かいなかったのだろうか?
この2人が動いたり、話したりするだけでストレスを感じる。
それとセリフ回しのぎこちなさもどうにも気になった。
あと週400ドルも出す経済力があるのなら、
はじめからきな臭い人と一緒に住まなければいいのに・・・と思ってしまうのは私だろうか?

そして、いわゆる「頭のおかしな奴」が何の罪のない人の命を奪っているシーンを見ると、
たとえそれが物語であれ強い憤りを感じる。
その異常者がいかに生まれたのはさておき、
彼らに殺された人は二度と生き返ることはない。
作品における「他人の人生を無残に奪う」行為の必要性などの
デリケートな部分の描写が、脚本の匙加減が一流と二流の差なのではないだろうか?


【総評】☆14STARS☆ (各項目5点満点で計30点)

脚本★★
演出★★
役者★★
撮影★★★
美術★★★
音楽★★

「それでもやっぱり映画が好きです。」