69『不法侵入(UNLAWFUL ENTRY)』 1992・アメリカ

【スタッフ】
監督:ジョナサン・カプラン
脚本:ルイス・コリック
撮影:ジェイミー・アンダーソン
音楽:ジェームズ・ホーナー

【キャスト】
マイケル・カー:カート・ラッセル
ピート・デイビスレイ・リオッタ
カレン・カー:マデリーン・ストー
ロイ・コール:ロジャー・E・モーズリー
ロジャー・グラハム:ケン・ラーナー

【感想】
予想される展開の果てにどんなトリック(仕掛け)があるのかと楽しみに追っていくが、
ありがちの終着点に落ち着いてしまう点が残念である。
しかしながら、「独りよがりの愛」を叫び、殺人まで犯すような実力行使に訴えるストーカー野郎たちは、多大な労力を費やしても結局誰も幸せにしないという自明の理をはっきりと描いている点は評価できる。
年々増大し悪質化するストーカー被害。多くの犠牲者も出ている中で、取り締まる警察は「悪質なストーカー行為者は救いのない変人である」という認識を、このような映画を見て養ってほしい。

【総評】☆15STARS☆ (各項目5点満点で計20点)
脚本★★
演出★★★
役者★★★★
撮影★★★
美術★★★
音楽★★★
「それでも、やっぱり映画が好きです。」